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執筆者の写真Kenichi Mukai

振り向いたらスタスタじゃん!/三岸節子ほか自筆書簡


今週は三岸節子先生ほか画家の自筆書簡を紹介です。

メインは岡鹿之助先生へ宛てた、全長2mもある謎の「四日会絵巻」です。「四日会」なる団体を1年以上かけて調査していたのですが、どのような活動をしていたのか全くわかりませんでした。参加者の東大名誉教授の友田冝孝先生、画家の岡鹿之助先生、三雲祥之助先生、三岸節子先生、田近賢蔵さん(美術評論家の田近憲三先生?)など、わかる範囲での参加者が全て渡仏しておりますので、それを繋がりにした記念の会かもしれません。岡鹿之助先生を揶揄した内容ですが、発信日や、友田冝孝先生はユーモアに長けた方だったようですので(追悼文に「比喩やユーモアをよく取り入れられ聴き惚れるような名講義をした」とあります)、 誕生日をお祝いしたサプライズジョークかと思います。 筆跡も誰がどれを書いたのか、署名も各自の自筆なのか全くわかりません。でも水彩画が2点描かれており、これがもし三岸先生だと思うとドキドキしちゃいます。わからない事ばかりの書簡ですが、岡鹿之助先生や三岸節子先生の研究には大変貴重な資料かと思います。


その他にも、三岸節子先生、 石崎光瑤先生、 西沢笛畝先生、三雲祥之助先生の自筆書簡が入荷しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

あとがきです。

今日は三島由紀夫先生の命日です。

どうしても命日に自宅を訪れたくて、先ほど一人「憂国忌」をしてきました。

三島先生の辞世句にある益荒男のように、ジョージ・クルーニーのようにダンディーにと日々努力しているのですが、スポンジ・ボブな男になっちゃいました…。

また今日から兜の緒をタイトに裾をインして生きていこうと思います!


朝日を浴びた先生の自宅はとても綺麗でした。

48年前の今日ここから始まったのですね。

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